2015年8月5日水曜日

「ちくご子どもキャンパス2015『矢部川中流域の自然観察と体験』」の報告レポートを掲載しました。


 7月18~19日、ちくご子どもキャンパス体験学習プログラム『矢部川中流域の自然観察と体験2015』を開催しました。
 
 大きな事故もなく、無事終了しました。このプログラムは、矢部川中流域の自然を観察することから、生命の大切さや人の暮らしを見つめ直すきかっけ作りとすることが主題です。
 

 今年は2年生から6年生の14人の子ども達が参加し、ありあけ新世高校と八女工業高校から12名の高校生が協力してくれました。
 宿泊は、今回も、筑後市の協力で、ちくご暮らし体験施設「筑恋邸」を使用しました。
 
 今回は、トリプル台風(911)の影響を心配しましたが、幸いにも大きな影響を受けることなく実施することができました。
今回、自然観察の場所として、矢部川中流域の女山(ぞやま)の生き物を観察することにしました。女山はもともと女王山と伝えられる地で三世紀に君臨した邪馬台国女王卑弥呼の居城の地と思考されている地域です。神籠石列石は、古代の呪術が信奉されていた時代の遺物と考えられています。
今回のプログラムは、筑後船小屋駅前からくり時計「つどいの木」で受付を済ませ、ちくご暮らし体験施設「筑恋邸」でオリエンテーションと仲間作りのレクリェーションの後、最初の観察場所、女山へ移動し、持ってきたお弁当を食べた後、女山の生き物を観察しました。その後、船小屋矢部川堤防付近の様々な生き物の観察し、船小屋鉱泉を試飲して、河原の小石を拾って、筑恋邸に戻りました。戻ってすぐに、割いた竹を各々削って自分のお箸を作り、夕食はカレーライスとサラダを皆で作りました。夜は、セミの羽化を観察しました。二日目は、ラジオ体操をして、自然体験の思い出を小石に描き、日本赤十字社の方から生命の話を聴いた後、体験学習のまとめとして、グループ毎に模造紙にまとめ、観察の成果を発表してもらいました。
普段見ることの出来ない自然の中の小さな命とのふれあいや、セミの羽化に感動し、メンバーと協力してのカレー作りや思い出を描くストーン・ペインティング、昼食のそうめん流しといった楽しく、貴重な経験が、今後の子ども達の活動に活かされていくことと思います。
今回は、宿泊研修会場を提供いただいた筑後市をはじめ、多くの方々のご協力により開催することができました。ご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。
 
 これからも、私たち「まちづくりネットワークちくご」は、自然観察会や命の大切さを考える様々な催しを通じて、水と緑と命を大切にする自然豊かな筑後のまちづくりを進めていきます。